2013年9月6日金曜日

ていきけんし〜ん リンダ

猛暑続きだった8月、中旬予定検診スキップし、昨日友人が搬送ボラしてくれて定期検診へ

リンダ聴診では若干不整脈増ではあるが、内服薬量は次回心電図計測時まで変更無し。
リンダ  ドライヤーしてもらったよ
膨大な症例数を持つかかりつけ、私は過去心疾患の犬達を多数託して来ましたので信頼しています。
不要な投薬はせず、先ずは「運動制限と塩分制限、定期的検診」を推奨。
こぐまちゃんは、軽度心雑音1〜2/6程度。心電図計測値からも投薬はまだ必要無し。
リンダは短期間に心雑音(3/6)発生、その時点のX線検査結果で心肥大認められなかった点、心電図計測からACE阻害薬に加え、強心剤処方されました。
ボワーー って
心疾患の投薬開始時期、治療薬については、医師によって様々な意見があります。
リンダは幸い、急激悪化初期で発覚したので、咳が出た時点から投薬開始より、咳出ない健やかな時間を長く〜をめざす現在の治療計画に納得しています。
勿論、症例実績と研究熱心な医師の処方であることが基本です。

現在日本では獣医大学卒業後インターン制度確立してませんから、病院は選ばないと。
経験豊富、勉強熱心な個人病院で研修したか否かで大きく差が出ます。
それは、病院訪れた際もどこにも書かれていないので怖い。
評判、口コミが頼りです。
特に保護動物達は、履歴などありませんから下手な病院にかかったら最悪です。
ちよだニャンとなる会さんの勉強会参加した際にも「ハイレベルの医療を施す」と云った内容のお話がありました。同感。
(長くなるので今夜にでも「続き」に書きますので興味ある方はご覧下さい)

リンダは、家族募集ちゅ〜 http://rencontrer-mignon.org/list/linda/
もちろん こぐまちゃんも募集ちゅ〜 http://rencontrer-mignon.org/list/koguma/

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Memo
聴診、耳鏡検査+処置(綺麗だったので投薬なし)、肛門腺絞り、爪切り
こぐまちゃんとリンダ でゼロ円
いつも有り難うございます!


現在の臨床獣医師をめざす皆さんの研修手段については、以下参考にしました。
検索でヒットした、むらおか動物クリニックという個人病院の求人情報に寄せた記事。
小動物臨床獣医師を目指す諸君へ
http://www.shinonomekai.net/Hospital/H_kyujin_message.html

「保護動物だから、できるだけお金を掛けないで新しい家族につなぐ」
という考え方があります。
殆どの保護活動は、支援金で成り立っているのですから無駄なお金は使えない。
でも、折角助ける事ができた命は大事に繋ぎたいと思う。
それは行き過ぎた医療行為を受けさせることとは異なり、かけるべきところで適切な医療を施す。
安価だけど経験浅い医師に支払う不適切な医療費こそ無駄なお金だと思います。
寄せられる寄付を最大限有効に使うのが、私たち現場の役目。

都会の一般家庭犬では有り得ない状態の保護犬達をレスキューし、それを支える支援者さんたちの思いを活かす適切な医療をと、悩んで選んできました。
文字にすると偉そうですね。
私は今そのような立場にいないし、そのような場面にも遭遇していませんが旧友達からの電話は、引取り選択苦悩と、医療相談が殆ど。
みんな相当真面目な動物ボランティアたちです。